高剛性 厚口プラダンシート・ツインコーン
- 特徴Feature
- プラスチックダンボール(プラダン)は一体押し出し成型ですが、ツインコーンは円錐台形状の山が配置されたシートを、ピンの先端同士で溶着させた後、表面に面材を貼り合わせた4層の中空ハニカム構造板です。
- ポイントpoint
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- 中空構造のため軽量で、断熱性に優れます。
- 曲げ性能、圧縮性能に優れます。
- 曲げ性能は縦横の差がほとんど有りません。
- 発泡材、金属板、不織布を貼合せすることで、ご利用目的に最適な複合材料になります。
- 端末シール加工で切断面からの異物混入を防止できます。
- 用途や要求される強度に応じて、面材と中間材の目付を変えることが可能です。
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ツインコーンTwincone
ツインコーンは宇部エクシモ株式会社の登録商標です。
ハニカム構造
ハニカム構造とは、蜂の巣状の構造です。
力が加わると、2方向に分散し続けることで高い強度が生まれます。
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円錐台形状の山が配置されたシート
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2枚のピンの先端同士で溶着させる
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表面材を表面・裏面に貼りあわせる
シートの特性
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非常に硬く、簡単に折れ曲がることはありません。
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半透明ですが、あまり透けません
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カッターナイフで切断するのは困難です。
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1m程度であればほとんどたわみません。
加工
- ツインコーンを重ねて溶着し、厚みをもたせる加工です。
(※写真は10.5mmのツインコーン2枚)
ツインコーンは最大の厚みが13.8mmまでしかありませんが、この加工方法を使うと 存在するツインコーンの厚み(下記表を参照) ごとに厚みを増していくことができます。
ただ重ねただけではなく、完全に1枚ものにできるので、 強度を上げたい場合などに最適です。
処理方法について
端面処理という方法で溶着します。
接合する2枚のシートを重ね合わせ(1参照)、 1番下の面材のみ、厚みの分だけ残し溶かします(2参照)。
残った面材を曲げて端面を熱封じすれば完成です(3参照)。
このように熱処理をすることで、通常の2枚重ねより強度があるシートになります。
用途
天板
棚板
自動車内装
黒板芯材
ローラー敷板
ローラー敷板
天板