加工方法の案内 端面処理
中空構造のシートの端面を綺麗に封じる加工、「端面処理加工」をご紹介します。
通常、中空構造のシートの端面(断面とも言います)の部分は、
中の構造がむき出しの状態になっています。
ここからシートの中にほこりやゴミなどが入ると非常に除去しにくく、
クリーンルームなどでの使用ができなくなってしまいます。
同じ構造の紙ダンボールがクリーンルームで使用できない理由の1つです。)
この構造的デメリットを解決するための加工が、
「端面処理」と呼ばれる加工です。
この加工はシートの端を溶かして断面を塞ぐ加工で、
処理を行うと右の画像の様に綺麗に端面を塞ぐことができます。
この加工が可能になったことによって、
プラダンシートや中空厚板の使用用途がグッと広がりました。
また、端面処理をした方が見栄えもよくなるため、仕上がりの美しさを重視して
この加工をお求めになられるお客様もいらっしゃいます。
※端面処理したシートはさらにケース等に加工することが可能です。
(構造上、不可能な加工もございます。詳しくはお問い合わせくださいませ )
※画像は端面処理後のツインコーンに、熱曲げ加工と熱罫線加工を
施しております。
熱罫線加工事例:ツインコーン製スリーブ