目付について
目付とは
プラダンシートは同じ厚みでも『目付(めつけ)』により、シートの硬さや耐久性が異なります。
この目付というのは『一定の大きさに対する総重量』のことをいい、
主に生地や織物等で用いられる言葉ですが、プラダン業界でもこの言葉を使用します。
樹脂シートの原材料であるポリプロピレンはどのような大きさにも伸縮可能であり
ほぼ100%ポリプロピレンを使用しているプラダンシートは、シートの区別をするために
シート1㎡あたりに含まれるポリプロピレンの重さ(g)をg/㎡で表示しています。
目付が大きい数値程、含まれている樹脂量が増えるため、シートが固く・耐久性がアップします。
お気軽にご相談ください。
プラダンシートの重さについて
プラダンシートはほぼ100%ポリプロピレンで製造されていますので
目付:800g/㎡のシートは重量も1㎡あたり800gとなります。
従いまして、お求めになるプラダンシートの1枚あたりのおおよその重さが下記計算式で算出することが可能です。
計算式
幅(m)× 長さ(m)× 目付(g/㎡) = プラダンシート1枚あたりの重さ(g)
計算式
サイズ: 910mm x 1820mm
厚さ:4mm
目付:600g/㎡
のシート1枚あたりの重さを計算します。
まず、単位を揃えます。
910mmは0.91m 1820mmは1.82mとなります。
次に上記の計算式に当てはめると
0.91(m) x 1.82(m) x 600(g) ≒ 993.72(g)
シート1枚あたりの重さは約990gとなります。
目付が違うと変わること
同じ大きさ・同じ厚みのプラダンシートで目付が変わると変化する事柄についてのまとめです。
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<1>価格
目付が高くなるほど、使用する樹脂量が増えるため、価格が上がります。
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<2>中空部分の厚み
目付が高くなるほど、シートの厚みは同じですが、リブとライナーの部分が厚くなります。
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リブ・ライナーのそれぞれの寸法についてはこちら
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<3>透け具合
目付が高くなるほど、シートに使用される樹脂量が増えるので
同じ厚さでも透け具合(透明度)が低くなり、シートの反対側が見えにくくなります。透け具合について詳しい写真はこちらから
ここでは2.5mmシートの樹脂の違いをご紹介します。
樹脂量が多い=700g/m2(右側)のほうが弊社ロゴが見えにくくなっております。
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<4>硬さ
目付が高くなるほど、シートが硬くなります。これは単純に樹脂量が増えることにより
強度がアップしたことと、<2>でご説明した中空部分の厚みが増すことによる強度アップのためです。
特に、お客様側で切断や曲げ加工をされる際はシートサンプルをご覧頂いて、加工が可能かどうかをご検討ください。 -
<5>シートのたわみ
目付が高くなるほど、シートがたわみにくくなります。樹脂量が増えることで硬さ・強度が増すためです。
詳しくはこちらをご覧ください。